エリア:島根県 奥出雲町クライアント:おくいずもるっく大作戦協力会近年、テレビやSNSで話題沸騰中のフィンランド発祥のスポーツ「モルック」。 シンプルなルールながら奥深い戦略性があり、年齢や性別を問わず楽しめることから、地域交流やイベントのコンテンツとして急速に注目を集めています。2025年11月2日(日)ー島根県仁多郡奥出雲町八川地区にある旧八川小学校にてモルック体験会を開催しました。当日は多くの方が参加してくださり、モルックの楽しさを体験してもらいました。▼目次おくいずもるっく?奥出雲町の場所と概要奥出雲町(おくいずもちょう)は、島根県の東部に位置し、出雲市から中国山地方面へ南下する途中、雲南市を挟んで南に広がるまちです。町の約9割を森林が占め、ブナや杉の森、清流・斐伊川(ひいかわ)など、豊かな自然に囲まれています。人口はおよそ1万人ほど。山陰の穏やかな気候の中で、四季の移ろいがはっきりと感じられる地域です。「出雲」と聞くと“神話のふるさと”という印象を持つ人も多いですが、奥出雲はその「出雲神話」を支えた山の国。日本の鉄づくり文化「たたら製鉄」発祥の地として知られ、古代から現代まで“ものづくり”と“自然の恵み”が共に息づいています。なお、「たたらば壱番地」などの施設は隣接する雲南市に位置していますが、たたら文化圏としては同じ系譜にあり、両地域は深く結びついています。歴史と文化奥出雲町の象徴といえば「たたら製鉄」。砂鉄と木炭を用いて鉄をつくる伝統技術で、今なおその文化を伝える「日刀保たたら」では、現代でも日本刀の原料となる“玉鋼(たまはがね)”が生産されています。この技術と精神が、現在の地域づくりや教育、観光にも息づいており、まち全体が“生きた博物館”のようです。また、「たたらば壱番地」や「奥出雲たたらと刀剣館」など、来訪者が歴史を体感できる施設も整備されています。伝統文化とともに、“人が集まり、関わり、受け継ぐ”というストーリーが続いているのが奥出雲の魅力です。自然と食の恵み四方を山に囲まれた地形のため、湧き水や清流が豊富で、奥出雲の米やそばは全国的にも有名です。特に「仁多米(にたまい)」は日本屈指のブランド米として知られ、炊き上がりのつやと甘みが格別。また、「奥出雲そば」は出雲そばとは少し違い、のどごしと香りの強さが特徴です。秋になると黄金色に染まる田んぼが広がり、稲刈り体験や里山散策など、自然と触れ合う“暮らしの観光”が楽しめます。この“自然とともにある暮らし”こそ、訪れる人の心を惹きつける大きな理由です。おくいずもるっく「奥出雲をモルックのまちに。」そんな合言葉のもとに立ち上がったのが、おくいずもるっく大作戦協力会です。私(モルックマニア・安藤)も協力メンバーとして活動に参加し、地域の皆さんとともに体験会の開催をしました。写真は左から、古澤さん、古橋さん、安藤、関口さん、植田さん、三成さん、西尾さん。地域の方々と一緒に、“モルック”を通じてまちを盛り上げていく——そんな温かいプロジェクトです。奥出雲町八川地区 旧八川小学校にてモルック体験会静かな雨音が響く日曜日、奥出雲町八川地区の旧八川小学校でモルック体験会が開かれました。予定では校庭での開催でしたが、当日はあいにくの雨。けれどそのおかげで、体育館の中には笑い声とボールが転がるような“温かい空気”が生まれました。八川小学校から、島根ITカレッジ専門学校へこの春、150年の歴史に幕を下ろした八川小学校。現在は島根ITカレッジ専門学校として新たな命を吹き込まれています。教室にはさまざまな国からやってきた留学生たちの声が響き、通学や買い物、アルバイトなどを通じて、少しずつ地域の暮らしに溶け込もうとしています。しかし、開校から5ヶ月。まだどこかにある“見えない距離”をどう埋めていくか——そんな思いから生まれたのが、今回のモルック体験会でした。モルックがつなぐ、言葉を超えたコミュニケーションモルックは、木の棒を投げて数字を倒す、北欧フィンランド発祥のスポーツ。年齢も、国籍も、言葉も関係なく、誰もが同じルールで楽しめるのが魅力です。この日、体育館には子どもからお年寄りまで、約40人が集まりました。奥出雲の住民の方々、島根ITカレッジの学生たち、そしておくいずもるっくのメンバー。笑い声、拍手、歓声——言葉を超えた交流が自然に広がっていきました。そんな声が響く光景に、誰もが心を温かくしたはずです。みんなが没頭し、垣根を越えてモルックを楽しむ瞬間でした。キッチンカーも地域を盛り上げる会場の外では、地元のキッチンカーがイベントを支えてくれました。加藤商店の加藤さん、「ともに」の吉川さんに出店いただき、香ばしい焼きそばの匂いと、ドリンク、竜田揚げなどなど参加者たちはおいしい食事を片手に交流を続けました。食とスポーツと笑顔。その組み合わせが、体育館の中を“まちの広場”のように変えていました。おくいずもるっく大作戦協力会という新しい動き今回の企画は、「奥出雲をモルックのまちに」という合言葉のもとに結成されたおくいずもるっく大作戦協力会による取り組みの一環です。地域の方々を中心に、モルックマニアの安藤も協力メンバーとして参加。“モルック”を通じて地域の未来を描く——そんな挑戦が、少しずつ形になっています。人と人がつながる“まちの原点”奥出雲の魅力は、美しい自然やおいしい食べ物だけではありません。そこに住む人たちのやさしさ、あたたかさ、そして「誰かとつながろう」とする想いにこそ、本当の豊かさがあります。留学生たちにとって、このまちは一時の滞在先かもしれません。けれどこの体験会が、“心のふるさと”として奥出雲を覚えてもらえるきっかけになったなら、それほど嬉しいことはありません。雨の中で行われたモルック体験会は、まるで新しい出会いの芽が静かに芽吹いた日のようでした。おくいずもるっくでの気づき・学び|安藤子どもから大人まで、みんなが一緒になってモルックを楽しんでいる姿が本当に嬉しく、心から楽しい時間でした。あの体育館の空間には“本物のつながり”が生まれていて、「これが自分の好きなことなんだ」と自然に感じられました。私自身も留学生の学生さんや地域の方々と一緒にモルックをしながら、笑顔が生まれ、会話が生まれ、そこに“楽しい”が連鎖していく様子を見て、モルックというスポーツの力を改めて実感しました。この企画のきっかけは、6月の田植えの際に三成さん、古澤さん、落合さんをご紹介いただいたこと。その中で私の想いを真剣に受け止め、「一緒にやろう」と背中を押してくださったことが、今回の開催につながりました。八川小学校という素晴らしい場所で、このメンバーと実現できたことを心から誇りに思います。また、当日は「ともに」さん(吉川さん)と加藤商店さん(加藤さん)がキッチンカーを出店してくださり、道の駅 奥出雲おろちループさんが物品協賛をくださり、まさに“人と人の輪”が広がる最高のイベントになりました。イベントは、参加する人だけでなく、運営する側も心から楽しめてこそ“最高”だと思っています。そして今回は、それが自然に起こっていました。ご協力いただいた奥出雲のみなさんには感謝してもしきれません。そして、奥出雲を知るきっかけをくださり、常に温かく導いてくださっている関口さんにも心から感謝しています。あの日の光景と気持ちは、きっとずっと忘れないと思います。そして次は5月に開催します。もっとモルックの楽しさを自然と広め、課題解決に向けて少しでも貢献できるよう日々成長をします!全ての人に可能性がある。地方の可能性の解放。おわりにモルックは、ただのスポーツではありません。それは、人と人のあいだにある小さな壁を壊し、笑顔でつなぐ“きっかけ”です。今回の「OkuizuMölkky(おくいずもるっく)」は、言葉や文化を超えて人と人を結ぶ、新しい地域づくりの第一歩となりました。この温かな輪が、これからも奥出雲全体に広がっていくことを願っています。【モルックイベント企画 / BöUコラボのご相談はこちら🔻】https://molkky.co.jp/contactあわせて読みたいモルックのルール完全ガイドモルックの投げ方のコツ|フォームと練習法Mölkky Maniaの大会チケットはこちら →